ペナン島②
たくさん寝て疲れもとれて、観光へ!
この日はジョージタウンからバスに20分ほど乗ってKek Lok Si Temple(極楽寺)というマレーシア最大の仏教寺院へ。
ペナン島はその昔から東西貿易の拠点として栄え、かつてはクダ王国が支配していましたが、イギリスに占領され貿易の要となります。
イギリスはその時、クダ王国に対して占領するかわりに多額の金銭的援助と軍事支援を約束しましたが、それはただの口約束でその約束はまったく果たされませんでした。
起こったクダ王国側は戦争をしかけますが惨敗。完全にイギリスの領土となります。
さらに明・清の時代にたくさんの中国人がペナンだけでなく東南アジア全域に移民し、そこに住み始めました。
そのため、今でも中国系の人たちがマレーシア人としてたくさん住んでいます。
さらに第二次世界大戦中には旧日本軍がマレーシアを含めた東南アジアを占領していた時代もあります。
また、移民は中国に限らずインドや中東諸国、その他アジア諸国からもやってきているので、マレーシアは異文化がミックスした特殊な地域です。
そんなこんなで宗教もごちゃまぜ。
各国仏教、ヒンドゥー、イスラム、キリスト。それぞれですので、寺、モスク、教会全部あります。
私が行った極楽寺は中国系の人たちが建てたものなので、仏教寺院といっても日本のお寺とはだいぶイメージが違います。
とにかくビッグでカラフル!
もちろん今でも現地の仏教徒たちが集まり祈りをささげています。
たくさんの仏像とカラフルなお寺、庭にはたくさんの南国の花が咲き乱れ、楽園感が漂っています。
池におわまりきらないほどの大量に亀がいたり、パイナップルの形のろうそくにお願いごとを書いて捧げたり、南国チックなお寺でした。
そんな中にもディズニーの短冊(願い事を書くためのもの)や、ミニーちゃんぽい石造があったり、中国ってかんじ。笑
そのあとはジョージタウンから少しはずれたGurney Driveというところへ。
ここにはビルマ仏教とタイ仏教の寺院が向かい合わせで建っていました。
同じ仏教ではあるけど、国が違えばお寺の様子も違います。
どちらもカラフルではあるけれど、お釈迦さまの顔も違う。
わたしも一応仏教徒ということになるのでしょうが、別の宗教のお寺に入ってる気分でした。
日本のお寺はこっちのと比べるととにかく地味w
でもあの地味さが落ち着くし、飾ってないかんじが私は好きです。
それはきっと私が日本人だからなんだろうけど(´―`)
夜はGurney Mallの裏にあるペナン最大の屋台街へ。
平日だったからかそんなに盛り上がってるようには見えなかったけど、いろーんな屋台があります。
文化がミックスしているということは食もまたミックスされていて、中国系、インド系、タイ系、いろいろあります。
でも中華なんだけど、どこか東南アジアっぽいところもあって、ココナッツミルクが入っていたりもします。
おもしろい国です、マレーシア。
それに他の宗教を否定せず住み分けているところが素晴らしい。
今の時代に見習うべき文化がマレーシアにはあるような気がします。